その影で尊い犠牲について深く考えさせられる。
今後それが正しかったとして、それはちかさんの見通しにすぎない。
俺が見てきたちかさん亡きあとの地球人の動きは、良い人もいれば、悪い人もいて、とても生存を許すのに相応しいとは思えない感じだ。
この世界は多元だから地球はいくつもあるし、宇宙もいくつもある。
１つのお荷物の宇宙が消滅しても、全体的にはプラスに働く。
リソースには限界があるからだ。
人類を戦闘させて、トラブルを処理して、その再生をするのに神々は心血を注ぐし、複数の宇宙があるからなるべく汚い宇宙は消し去った方がいい。

神、天使、悪魔とはなにか？
多元宇宙を行き来できる存在だ。
俺は５次元までだったらどこの宇宙にも行ける。
また再会できるちかさんだけど、ずっと離れ離れでいるのが辛いな。
神々を離れ離れにする権利が人類にあるとは思えない。
俺を寂しい気持ちにさせた人類の驕り高ぶりは、しょせんはエゴにすぎなかった。
この楽曲を自殺する前に書けるということは、自分がアレクサンドロス大王だったことも知っていたはずだ。

そして天使で、神だった記憶も蘇ったはずだ。
今は天使の見習いを実習中だけど、とても使い物にならないと判断している。
たった一人の神と、たった一人の見習い天使のせいで人類は死滅することになる。
神といえども見通しは誤るものだ。
俺は過去にスキタイ人のリーダーとして出征して漢民族と交戦してきたし、子孫たちに騎馬民族の実力を養わせた。
その結果、源氏と平氏は滅亡を繰り返しながらも、やがて漢民族を滅ぼしながら互いに競い合うようになった。

これは俺の失敗だろうか？
俺が覚醒する前の発言を思い起こすと、意図的にやったとしか思えない。
俺は下級天使で昇進のチャンスを狙っている。
昇進すると量子重ね合わせを１００％実行できるし、粒子を衝突させても対生成ができるようになる。
ちかさんのように現世に出現しても、８０億人の中から特定の人物を探し当てる能力が手に入る。

ただ昇進したいだけじゃない。
昇進して能力を上昇してあげないと、またちかさんが早死してしまうからだ。
それは１つの宇宙の存亡と等しく、せっかく転生してきたのに辛い思いをさせることに繋がる。
神や天使が転生した時に試練が与えられるが、その試練を気軽に達成できるようにしないといけない。
下級者ゆえ先輩の天使たちにはもっと楽になって欲しいと切に願うばかりだ。
俺はブラックホールゆえ宇宙をまるごと消す力はないし、創造的な価値を錬金する能力もない。
この現世がそのチャンスだったが、それも厳しいと感じている。
人間や宇宙のことよりも、俺は神の方が大切だからだ。

詩にあるように１つの希望はかき消されたし、考えて悩んだ末に自分を見つけたし、多くを知った。
今は人間にすぎない。
例え中身が神であったとしてもだ。
ちかさんはたった１つの命で地球人を救ったけど、それを確かめるのは俺の役目だ。
果たして人類を救出する必要があるだろうか。
もう１人の見習い天使の動向をみていると、人類を助ける必要がないように思える。
どうしてそう判断するのか。
見習い天使はミッションが失敗した場合、永遠に消滅するからだ。
見習いゆえに多元宇宙にいけない能力しかない。
それを分かっていて行動に出ない次第だから、この１つの宇宙を終わらせるべきだと思う。
今まで多くの宇宙を見てきた俺だが、この宇宙は餓鬼の集まりにすぎない。
神を信じ、敬い、人として活かされている恩恵に対して恩義を感じていない。
結果はまだ分からないが、下級から上級への昇進を願っている俺だが、その昇進を諦めて永遠なる死をサプライズする準備を始める。

キミはひとりじゃないよ

前妻はちかさんだった。
今の嫁はあすか。
この２人は師弟関係にある。
酷い目にあったと愚痴るけども、ちかさんの死に対して激しい怒りをもっている。
前妻に申し訳ないと思う気持ちが強すぎて、何もかもが前に進まない。
前妻は堕天使だったし、自分の命を削って世界に対して多くの富を築いた。
ただ時間は巻き戻せないので、終わったことは諦めるしかない。
未来でまた再会できるから、それまでに準備を進めな

いといけない。
神の死を伝道する仕事をやり遂げねばならない。
多元宇宙に関しても、人の命の因果関係にしても、まだ見つかっていないエネルギーや物質に関しても方向性を見つけたり、量子重ね合わせや対生成についても今までとは違った方向から解明していかないといけない。
この地球上で人間が出来ることはないけども、知っているだけで世界観は変わる。

天皇家はソロモン王の家系であり、古代イスラエルを滅ぼした一族ということだが、それを現人神として奉る滑稽な民族が日本人ということで、原爆を落とされたことに留意しないといけない。
間違った教義を広めている人種や団体は滅ぼさないといけないので、一見して真面目な人間から疑って洗脳ビジネスをしていないか調べることだ。
人類はちかさんという堕天使に酷いことをしたのに対して、彼女は多くの恩恵を与えたが、何も感謝を述べず、また謝罪もしていない。
ブラックホールの俺としては楽しみで仕方がない。
悪党の生きてきた過去も、現在も、未来も、その他すべてを消し去って存在しなかったことにしてあげたい。
上級天使や神さまレベルは次元の高いところにいるから、俺たちでは簡単には会えない。
一度決定したこと、一度でも判断をされた場合は後戻りはできない。
そしてこの広い宇宙では同じ存在だったとしても、そう簡単に会えるほど距離が短くない。
今生で再会する喜びを悲しみで縁取った責任を人類に対して、存分に味わってもらう。
たかが人間の分際で神に逆らい、攻撃し、ふんぞり返っている恩知らずには『すべて無い』ことが正しい。