今期で引退する立民現職が３期１８年にわたり議席を維持してきた三重選挙区（改選１）に立候補したのは、届け出順に▼参政党新人の堀江珠恵氏（４７）▼無所属新人で立民と国民が推薦する芳野正英氏（４７）▼ＮＨＫ党新人の門田節代氏（５４）▼自民新人で公明が推薦する山本佐知子氏（５４）の４人。
　自民山本がリードし、立民・国民が推薦する芳野が追い上げている。無党派層は芳野に、維新支持層は山本に比較的支持が集まっている。山本は伊賀や伊勢志摩で、芳野は地盤の四日市市を含む北勢でややリードしている。
　非改選の議席を持つ自民は2000年以来となる参院の議席独占を狙う。芳野は3年前の参院選も野党統一候補として戦い自民に敗れた。 　　
　民主王国と呼ばれたこの地の議席を守ろうと、立民、国民、連合も一丸となって戦う姿勢。立民の泉健太代表は「芳野正英の戦いは県民の戦いだと思う。三重を大事にする、三重の生活者を大事にするのが芳野正英」、国民の前原誠司代表代行は「議席を守るという意味でも、全力で応援して必勝区と位置づけて取り組みたい」、 連合の芳野友子会長は「何としても議席を守らなければならない」と話す。

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自民 山本佐知子さんが当選
再挑戦で雪辱果たす　参院三重