ダブルメインイベント U(第10試合)ではIWGPヘビー級王者のジェイ・ホワイトに、『NEW JAPAN CUP』優勝者のオカダ・カズチカが挑戦。1.4ドームでジェイとの一騎打ちに敗れているオカダは、そのリベンジを果たすべく猛攻。対するジェイは相手の間を外すように老獪なファイトを繰り広げる。終盤、一進一退の攻防で場内が熱狂に包まれる中、万全のレインメーカーを打つもジェイがカウント2で返すと、オカダの顔色が変わり、再度のレインメーカーでジェイを漸く撃沈。約10カ月ぶり、5度目の新日本の至宝戴冠を果たした。
第8試合は観客の大歓声に迎えられIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也に飯伏幸太が挑戦。両者は『NEW JAPAN CUP』一回戦で対峙し、そのときは飯伏が勝利。内藤は緩急自在のファイトで場内の目を引きつけながら、飯伏を攻め立てる。だが、飯伏は終盤にボマイェ二連発、シットダウン式パワーボムで内藤の動きを止めると、最後はカミゴェで激勝。異国の地でインターコンチ初戴冠を成し遂げた。
第7試合はザック・セイバーJr.のブリティッシュヘビー級王座に棚橋弘至が挑戦。『NEW JAPAN CUP』準々決勝で棚橋に敗れているザックは、左腕を中心に次々と関節技を繰り出す。棚橋もヒザ攻めで応戦するが、最後はザックが複合関節技でタップアウトをスコアし、『NJC』のリベンジを果たすと共に王座防衛に成功。棚橋念願のマディソンでのドラゴンスープレックスは放てなかった。