麻酔が効いていない産婦に帝王切開"切腹カイザー" 病院を告発
手術室には産婦の絶叫が響き…麻酔が効かないままの「切腹カイザー」はなぜ繰り返されたのか
常軌を逸した医療行為に専門家は「まったく理解できない」
※15時間前
文春オンライン
近畿地方のある国立大学(以下、A大学)附属病院で、「グレードA」の超緊急帝王切開が行われた時のこと。手術室には、金属製の器具の音や心電図モニターの単調な音が刻まれ、スタッフはキビキビと動いていた。
後期研修医が産婦の腹に保冷剤を当てて、麻酔の効果を確認しようとしたその時、麻酔科医Xの怒声が手術室に響き渡った。
「俺が穿刺(せんし)したんだから効いているに決まってんだろ!! 確認するな!!」
X医師の有無を言わさぬ鋭い視線。上級医に研修医が口答えできるはずもなく、執刀が始められた。
常軌を逸した医療行為に専門家は「まったく理解できない」
※15時間前
文春オンライン
近畿地方のある国立大学(以下、A大学)附属病院で、「グレードA」の超緊急帝王切開が行われた時のこと。手術室には、金属製の器具の音や心電図モニターの単調な音が刻まれ、スタッフはキビキビと動いていた。
後期研修医が産婦の腹に保冷剤を当てて、麻酔の効果を確認しようとしたその時、麻酔科医Xの怒声が手術室に響き渡った。
「俺が穿刺(せんし)したんだから効いているに決まってんだろ!! 確認するな!!」
X医師の有無を言わさぬ鋭い視線。上級医に研修医が口答えできるはずもなく、執刀が始められた。