223 巨人は、広島より6本も多い9安打を放ちながら、4併殺打10残塁の拙攻で連敗。球団ワーストとなる広島戦シーズン18敗(7勝)を喫した。2安打したもののチャンスでは2併殺打の坂本勇の状態も気がかりだ。3位のDeNAは中日に大勝し、ゲーム差を1・5に広げられた。24日からはBクラスが確定しているヤクルト、中日と計4試合。CS進出へ、一つも負けられない正念場だ。 らしくない打球が、三塁手の正面へと転がった。坂本勇は一塁ベースを駆け抜けると天を仰ぎ、目をつむった。1点を追う9回1死一、二塁で三ゴロ併殺打。7回も同じケースで二ゴロ併殺打だった。チームを引っ張ってきた主将の、ここにきての不振が勝敗を分けた。由伸監督も奥歯をグッとかみしめた。「それ以外に今日はないかなと思う。勝負所では、そういった選手に頑張ってもらわないと、何とかしてもらわないとしょうがないのでね」 匿名さん2017/09/24 09:09
224 坂本勇は、毎日のように左足の上げ方や、バットを構える位置を変えている。試行錯誤しても出口は見えず、本来の姿からはほど遠い状態にある。3月のWBCから6か月が経過。本人は決して弱音を吐かないが、下半身の疲労は極限に達しているようだ。下半身の粘りがなくなり、空振りも目立つ。8月の月間打率は2割2分1厘まで落ち込み、今月は1割8分1厘。責任を痛感している勇人は試合後、厳しい表情で無言のままだった。 指揮官は、打順を3試合ぶりに慣れ親しんだ3番に戻し、復活を期待した。5打数2安打と得点圏以外ではヒットが出たが、勝負強さがあってこその坂本勇だ。指揮官は「いい当たりもあったりしてるんだけどね。まあ、それを言ってもしょうがないんだけど」と話し、二岡打撃コーチも「状態がどうとか、そういう時期じゃない」と主軸としての結果を求めた。残り7試合。勇人には何とか、最後の踏ん張りを見せてほしいところだ。 匿名さん2017/09/24 09:10
225 もちろん坂本勇だけじゃない。チームは3者凡退は一度もないが、4度の併殺打では“流れ”なんて来やしない。1、2回はともに相手のミスで2死一、二塁の好機をもらいながら無得点。「あと1本というところの勝負強さを何とか出してもらわないと、なかなか得点できないよ」と指揮官も嘆く。 CS進出へ、黄信号がともった。DeNAと1・5ゲーム差。直接対決がないだけに、厳しい状況だ。由伸監督は「切り替える? それしか言いようがないよね。何を言っても昨日、今日の負けが変わるわけではないから」と声のトーンを下げた。打線の状態からも、不安は尽きない。ただ、底力はあるはず。それを、見たい。 匿名さん2017/09/24 09:10
227 4―2の4回1死満塁で右犠飛を放ち、貴重な追加点を挙げた。安打こそなかったが2四球も選び勝利に貢献。「(チャンスで)1点取れてよかった。浮上のきっかけ? そうですね」 匿名さん2017/09/25 08:01
229 勝負強い打撃と華麗な守備に隠れがちだが、坂本勇人は走塁面でも高いレベルにある。「常に次の塁を狙う気持ちは忘れないようにしています」と話すキャプテン。センスが光る走塁は、今季もここぞの場面で発揮された。 ハイライトは9月8日のヤクルト戦(東京ドーム)。2点リードの8回二死満塁、坂本勇は二走でスタートを切った。橋本到が放った三遊間へのゴロが内野安打となり、ヤクルトの遊撃・奥村の二塁への送球が乱れた一瞬のスキを逃さず、三塁を回り一気にホームへ。捕手・中村のタッチをかいくぐり、左手の先で本塁ベースを触る好走塁で、貴重な追加点をもたらした。俊足だけでなく、判断力や走塁技術で韋駄天ぶりを見せた。 三塁ベースコーチを務める大西一軍外野守備走塁コーチも「相手の守備陣形など、いろんなところをよく見ている。相手の少しのスキも見逃さないし、盗塁でも、行くと決めたときの思い切りはすごい」と絶賛する。夏場から打撃不振が続いているが、9月20日の阪神戦(甲子園)ではレギュラーに定着した数年前までは定位置だった一番に座るなど、スピードも武器の1つだ。 匿名さん2017/10/01 04:41
230 盗塁数はチームトップの14個(20日現在)をかぞえ、2013年には24盗塁(キャリアハイ)をマークしたこともあり、通算盗塁数は138個と好ランナーでもある。強打で得点を重ねる攻撃型打線にとって、貴重な機動力で攻撃を盛り立てている。日本最高の遊撃手として君臨する背番号6は、“走・攻・守”で魅了し続ける。 匿名さん2017/10/01 04:42
231 巨人にとって悔やまれるのは初回の逸機だ。先発の畠が危険球退場となり、1点を先行された直後、陽とマギーの連続安打で無死一、二塁とした場面。3番坂本勇は強攻に出て遊ゴロの併殺崩れ。阿部の二ゴロ併殺で無得点に終わった。ここで追いつけなかったことで、チーム全体に焦りが広がっていったように見えた。 アクシデント絡みで失点しただけに、まずは確実に追いついて仕切り直したかった。坂本勇の最近の調子を考えても、バントという選択肢はなかったか。たとえサインが出ていなくても、坂本勇が自ら機転を利かせてセーフティー気味に転がしてみてもよかった。1死二、三塁になっていれば、次の阿部は併殺のリスクがない形で打席に立てた。おそらく阪神は前進守備はせず、内野ゴロでも同点。もちろん結果論だが、2回先頭で村田が放ったソロが2ランや3ラン、満塁弾になっていた可能性だってある。 ギリギリの勝負の中では、ベンチの采配以外に、プレーする選手が機転を利かせることも必要だ。巨人の主力には、そういう機転を利かせるだけの経験値があるはずだ。絶対に負けられないはずの試合で、“簡単”な野球をしてしまったのが少し寂しい。 高木豊2017/10/01 06:22
232 秋季練習初日を終えた主将は「久々に野球ができて楽しかった。今年はシーズンが早く終わったので、来年は1日でも長くプレーできるように頑張りたい」と決意を新たにした。 匿名さん2017/10/10 05:06