茨城選挙区（改選２）には、建築会社役員で参政党の菊池政也氏（３７）、連合茨城執行役員で無所属の堂込麻紀子氏（４６）＝立民、国民推薦＝、元栃木県鹿沼市議で維新の佐々木里加氏（５５）、服飾販売会社員でＮ党の丹羽茂之氏（３０）、元茨城県議で自民の加藤明良氏（５４）＝公明推薦＝、会社代表取締役でＮ党の村田大地氏（４５）、元県議で共産の大内久美子氏（７２）、元大学教授で無所属の仲村渠哲勝氏（８０）の新人８人が立候補を届け出た。
　自民加藤が戦いを優位に進め、立国推薦堂込、維新佐々木が残り１議席を巡って激しく競り合う展開。

　加藤は自民国会議員や県議の支援を受け組織戦を展開、自民支持層の８割弱を固めた。公明も県本部代表が街頭演説に同行するなど手厚く支援しており、支持層の約８割に浸透した。精力的な遊説で無党派層からの支持拡大を目指す。

　連合茨城が擁立した堂込は立民、国民から推薦を受ける「２党１団体」の統一候補として、立民支持層の８割弱、国民支持層の約６割を固めた。

　佐々木は維新支持層の８割弱を固めた。知名度の高い吉村洋文副代表が応援に駆け付けるなど、無党派層の取り込みを重視している。