衆院選へ「勝てる体制づくり」　小渕自民選対委員長インタビュー
2023年11月05日07時09分

自民党の小渕優子選対委員長は４日までに時事通信のインタビューに応じ、次期衆院選に向けて「勝てる体制をつくることが使命だ」と強調した。主なやりとりは次の通り。

　―衆参補欠選挙の総括は。

衆院長崎４区は厳しい戦いだったが勝利を得ることができた。一方、参院徳島・高知はもともと自民議員の辞任に伴う選挙で、相手に比べ知名度不足もあった。（自民にとって）徳島側で盛り上がりを欠く選挙で、最後まで覆すことができなかった。

　―公明党の信頼回復にどう取り組むか。

自公連立には特別な思いがあり、簡単に崩れるものではないと思う。各選挙区を丁寧に見ていく。カウンターパートの西田実仁選対委員長とお互いに率直に話しながらやっている。

　―大阪刷新本部を設置し、議席奪還に本腰を入れている。

>>86大阪の現状は深刻だ。大阪の衆院小選挙区は一つも取れていない。自民の強さは組織力だが、その根底が崩れている。刷新本部は不退転の決意でつくった。党本部と府連が連携して大阪の自民党を立て直していく強い決意と覚悟だ。

>>711
　―日本維新の会の勢いをどう見るか。

全国的なところは、まだちょっとよく見ていかなければならない。ただ、少なくとも大阪では絶対的な勢力を持っている。大阪でわれわれは挑戦者なので、維新にぶつかっていくしかない。

　―連合との協力をどう考えるか。

>>74岸田政権の最重要課題の一つは賃上げで、同じ目標を持って動いていける。政策を前に進めていく上で一緒に力を合わせていくのは当然だ。

　―衆院議員の任期が折り返しを迎えた。

常在戦場だという気持ちだ。より危機感と緊張感を持ってやっていく。特に気を付けなければならないのは️⭕️１０増１０減の影響がとても大きいことだ。勝てる体制をつくることが私の使命だ。

>>711
　―今後の目標は。

政治が安定していることが国の安定だと思う。（選対委員長として）今は一歩一歩やるべきことをやる。

　―自民党は党所属の女性国会議員を３割まで引き上げる目標を掲げている。

>>276仕事と家庭を両立していく中で、私が経験したことであれば、いくらでも教えようと思うし、党としてサポートできることはしたい。ただ、現実的に今の制度の中でなかなか（両立は）簡単ではない。その中で、これからの女性議員にもやってもらうしかない。

>>711
自民 小渕氏 内閣支持率低迷“批判謙虚に受け止め襟正す必要”
2023年11月11日 17時25分

自民党の小渕選挙対策委員長は、神戸市で開かれた党の会合であいさつし、内閣支持率が低迷していることについて、批判を謙虚に受け止め襟を正す必要があるとしたうえで、経済対策など政権の取り組みを丁寧に説明し理解を求めていく考えを強調しました。

この中で自民党の小渕選挙対策委員長は「なかなか支持率が上がらない状況で、岸田政権に対して厳しい批判の声をいただいている。自民党も謙虚に受け止め、おごることなく、国会議員一人一人が襟を正していかなければならない」と述べました。
そして、政府が決定した新たな経済対策の内容が十分に伝わっていないと指摘したうえで「補正予算案の審議や、国会議員がしっかり説明することで、経済を立て直す機運をつくっていけるよう汗をかいていきたい」と述べ、経済対策など政権の取り組みを丁寧に説明し理解を求めていく考えを強調しました。